社長IRメッセージ
事業を取り巻く環境 (2023年4月1日から2024年3月31日まで)
連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限の緩和から、個人消費の増加やインバウンドの拡大により景気は緩やかに回復傾向にあるものの、緊迫化する国際情勢や、エネルギー・物流価格の高止まり、世界的な金融引き締めによる景気停滞や中国経済の減速懸念など先行きは不透明な状況となっております。
当社の取り組みとその成果
当社グループの主要取引先である自動車業界においては、自動車各社の生産活動は正常化しつつありますが、中国市場におけるEV需要の加速、原材料価格や外注費及びエネルギー価格の高騰の長期化により、当社グループを取り巻く経営環境は、厳しい状況が続いております。
このような状況のもと当社グループにおいては、経費削減および営業力の強化等により業績の向上に努めるとともに、新たに、ヤマヤエレクトロニクス株式会社の株式を取得し子会社化することで、電子部品事業セグメントの拡充を図っております。
その結果、当連結会計2023年度の連結業績は、売上高121億5千3百万円、営業利益3億1千9百万円、経常利益3億9千8百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億4千5百万円となりました。
なお、ヤマヤエレクトロニクス株式会社を子会社化したことにより、事業内容をより適正に表示するため第2四半期連結会計期間より、従来「電線・ケーブル事業」としていた報告セグメントの名称を「電子部品事業」に変更しております。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2024年10月1日
代表取締役社長 堀 直樹